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癒守の地球

~いますべてが生まれ変わるとき。シリウス意識の光の地球へ~

癒守の地球物語「竜宮城」

時代は少し遡って・・・、
タキリビメがまだ異国の青年に出会っていない頃のお話になります。

水没したムー大陸から海底都市に避難した姫の三人の娘のうち、次女のタキリビメと三女イチキシマヒメは地上の宗像族の長の一家と共に暮しはじめますが、長女のトヨタマヒメは海底都市に残りました。


本当はトヨタマヒメも、次女と三女と共に地上で暮らしたかったのですが、病弱のため海底都市に残るしかなかったのです。地上の宗像族のもとで楽しく暮らす次女と三女は、そんな姉のことをいつも心配していました。


大好きな姉に幸せになってもらいたいと願っていたタキリビメとイチキシマヒメはある時、海岸で仰向けの状態になって傷ついている亀を、通りかかった山幸彦が助けるのを見つけます。 タキリビメとイチキシマヒメは、この男性は心が優しいから、きっと姉にも優しくしてくれるに違いないだろうと思い、なかば強引に山幸彦を海底都市の乗り物に乗せ、姉のトヨタマヒメのもとへ連れて行ってしまいます。


海底都市の乗り物で、最新の潜水艦すら耐えることのできない高水圧の超深海層の海底に存在し、地上とは全く違う時空に存在しているシリウスの聖域の海底都市に向かうには、乗り物内の時空を調整する必要がありました。この調整の影響で、乗り物に乗る者はドラッグによる覚醒状態のようになるため、山幸彦には質素な海底都市が絢爛豪華な竜宮城のように見え、病弱で痩せ細っていたトヨタマヒメが絶世の美女に見えたのでした。山幸彦とトヨタマヒメは一目で恋に落ち、海底都市で幸せに暮らします。


3年後、残した家族を案じた山幸彦は地上に帰ってしまいますが、山幸彦の子供をお腹に宿したトヨタマヒメは、使者が病弱であるトヨタマヒメの身体を心配して押しとどめるのを振り払い、夫の後を追って地上に向います。


同じ地球に存在しながら、海底都市の時間は地上よりも10倍遅く流れています。例えば海底都市に3日間滞在した者が地上に戻ると、30日もの時間が経っていたという風にです。数日から数週間の海底都市の短期滞在では、時空の影響をそれほど受けはしないのですが、山幸彦のように3年間滞在した者が地上に戻ると、30年もの月日が流れていることになり、家族や知り合いのほとんどは死亡しており、彼の肉体も地上時間に合わせて突然30年老いてしまうといったように、大きな影響を受ける事になります。


(※『鶴は千年、亀は万年』のことわざは、この海底都市と地上の10倍の時空差の秘密を、後世代々の日本人へと伝えるため、日本を象徴する「鶴」と、シリウスの海底都市を象徴する「亀」が使われたのです)


鶴と亀


また、地上と時空の違う海底都市に短期滞在ではなく、長期間住むことになる地上人は、海底都市の環境に耐えられるようにDNAを組み換える必要がありました。水没するムー大陸から海底都市に避難したふたりの姫は、そのためにDNAを組み換えられました。そして姫から生まれた、トヨタマヒメ、タキリビメ、イチキシマヒメの三姉妹も、地上人とは異なるDNAを持っていました。このDNAを持つ者が地上で満月の光を浴びると血液が反応し、地上人とは異なる姿に変形してしまうのです。


まんげつ


夫の山幸彦を追い、地上に暮らしていたこのDNAを持つトヨタマヒメは、満月の夜に産気づきます。自分の変形を山幸彦に見られることを恐れたトヨタマヒメは、決して産屋の中を見ないようにと夫に伝えます。しかし不思議に思った山幸彦は産屋の中を覗いてしまい、変形し、人体とはかけ離れたトヨタマヒメの姿に恐れおののき逃げ出します。


(※鶴の恩返しなどの、神話や民話に見られるモチーフの一つである『見るなのタブー』は、この満月の変形からきています)


月が欠け、出産を終えたトヨタマヒメは元ある姿に戻りましたが、妻の変わり果てた姿を見てしまった山幸彦は、トヨタマヒメにも、生まれた息子にも会おうとはしませんでした。もともと病弱であった上に、地上での出産に力尽き、生死を彷徨っていたトヨタマヒメは、最愛の夫からの仕打ちに心を痛めて、海底都市に戻ることにしました。そして、海底都市での閉鎖的な暮らしよりも地上の暮らしのほうが、人間である息子にとって幸福であると考えたトヨタマヒメは、海底都市に戻る前に、生まれたばかりの愛する息子を宗像族に託します。タキリビメとイチキシマヒメは、海底都市に帰ってしまったかわいそうな姉の後をを追い一時的に地上から引きあげます。


地上に残した息子を案じ続け、トヨタマヒメは海底都市で亡くなります。そして、タキリビメとイチキシマヒメは姉の息子の乳母となるために、また地上に戻ります。ふたりが地上に戻った時には十数年の月日が流れており、姉の息子の鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)は宗像族のもとで立派に成人していました。


三女のイチキシマヒメは、甥であるの鵜草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)と結ばれ、男の子と女の子を出産します。そして、長男を磐余彦(いわれひこ)と名付け、長女を吾平津姫(あひらつひめ)と名付けました。


※『癒守の地球物語』の内容や文中のIS(イス)は、イスラム国や、その他の国家、政治、宗教、団体、個人とは一切関係ありません。
☆ こちらの『癒守の地球物語』は、あらすじになります。本として出版される際に、さらなる詳細が降りてくるとの事です。

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Posted by 八多 恵子(ハタ エコ) on  | 7 comments  0 trackback
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