だれひとり、飢えることなく、渇くことなく、自由であれるように。
エジプトでお世話になったガイドさんに、
機会があったら、ぜひニューヨークに遊びに来てくださいよ~。
私が案内しますよ~って、言ったところ、
「私はアラブ人だから、アメリカでは危ない人だと思われませんか?」
と質問されました。
「学生の時、アメリカに行きたかったけど、
今は政治の問題のせいで無理だと思います。
本当に行きたいけど・・・」
「私、危ない人に見られたくない・・・」
とも。
エジプト旅行前に、
会社のアメリカ人の同僚に、エジプトに旅行に行くんだよ~♪
と、言ったとき、
「え~!?エジプト!?確かに歴史のある国だけど・・・」
「気をつけてね!」
「テロが多い国に行くなんて勇気があるね!」
と、誰からも心配されてしまい、
恐ろしい国に行くことにしちゃったなぁと、
半分後悔しながら訪れたエジプトの、
大人、子供、お年寄りの人懐っこさ、
犬も猫も、お腹を見せて、のんびり昼寝をしてしまうほどの、
彼らの穏やかさ、人情の深さ、懐の大きさ、
人間が本来の人間としてある姿に魅了されてしまいました。
なので、優しいエジプト人のガイドさんからの、
「私はアラブ人だから、アメリカでは危ない人だと思われませんか?」
「私、危ない人に見られたくない・・・」
この一言に衝撃を受けました。
アメリカでは、テロや世界の秩序を乱す悪人とされているアラブ人が、
アメリカに来ることを怖がっている・・・。
人種の入り乱れるニューヨークならまだ大丈夫かもしれないけれど、
アメリカの地都市では、アラブ人は危険な目にあう可能性も高いし、
たとえニューヨークでもテロ騒動や戦争があれば、
それがどの国であれ、アラブ人というひとくくりで差別があるかもしれない・・・
ということに、気づかされきました。
「ブルックリンには、パキスタンからの移民が集まる、
パキスタン街があったんですけど、
ツインタワーの9・11のテロリストは、パキスタン人ということだったので、
9・11後、あっという間に、そのパキスタン人街はつぶされてしまったそうです」
と、ノンモさん。
「あと、知り合いのムスリムの女性が、
Macy's(デパート)で買い物をしたときに、
ある店員が、彼女の目が悪いことを知っていて、
こっそりと、カバンに商品を入れたんです。
彼女がMacy'sを出ようとしたとき、当たり前ですが、
防犯ベルが鳴って・・・彼女は逮捕されました。
それに、ムスリムの人が、
アメリカの国内便を恐れているのを知っていますか?
空港のセキュリティで別室に呼ばれて、
そのまま行方不明というケースが多いからなんです」
と、ノンモさん。
私は今まで、こんな風に感じたことがなかったんです。
私は、会いたい時に会いたい人に会えて、
行きたい時に行きたいところに行けて、
暮らしたいところに暮らせる、
なんの不自由もない立場にいることに気づきました。
そして私の周りもそういった、不自由のない人たちばかりでした。
そして、自由を奪われている人たちは、
平和を乱す危険な考えを持っている国民なんだから、
当然だと思っていたんです。
なので、エジプト人のガイドさんに言われた、
「私、危ない人に見られたくない・・・」
「だからアメリカには行けない。本当に行きたいけれど・・・」
の言葉に、
私も差別し卑下するひとりであったことに気づかされたんです。
こんなに純粋でまっすぐでエゴのない人間に対して、
なんてことを思っていたんだろうって・・・。
私の目には彼らは陽気で優しい人間としてしか映らないけれど、
アメリカにくれば、その国籍や言語や肌の色が理由で、
アラブ諸国ではなかったであろう、
嫌な思いをきっとすると思うんです。
なんで会いたい人に会えなくて、行きたいところに行けなくて、
住みたいところに住めないの!?
たかだか一部の政治家や宗教家のせいで!
みんな仲良くなれれば・・・、
お互いを分離させる、国境と宗教がなくなればいいのに・・・、
今まで何度も癒守結セッションで言っていた理想郷の地球も、
ただの、美しいスクリプトの言葉として言っていた、
ただそれだけだったことにも気づきました。
ほんのちょっとした気持ちの切り替えだけで、実現することなのに。
みんながみんなに優しくすればいいだけなのに。
本当に世界で起きていることへの気づき、
ポコプンがずっと伝えていたことへの気づき、
ポコプンが目指しているものへの気づきが起きました。
今は、本気でこの世を根底から変えたいです。
だれひとり、飢えることなく、渇くことなく、自由であれるように。
今までの私の視点は、アヌンナキによる先進国への洗脳のものでした。
自分が実際に見て、聞いて、感じたことではなかったのに、
メディアからの情報で、知ったかぶりをしていただけでした。
心からこれまでの自分の無知を恥じています。
「だからこそ、『癒守の地球物語』を出していかないといけないんですよね」
とノンモさん。
「アメリカは本当に悪魔の国ですよ。
でも、この国に自分たちは住んでいるんですけどね(笑)
富裕層の一部が悪魔であって、アメリカ人が悪というわけではないですが、
アメリカという閉ざされた空間にいるので、
メディアを鵜呑みにしてしまうのも、
仕方ないんですけど・・・。
でも、そんなアメリカ人の勇気ある人が、アラブの国に行って、
アメリカから爆弾投下される現地を伝えた動画があるんですけど、
爆撃で体が吹っ飛んで血を流しているのに、
それでもアラブ人たちは手を差し伸べて、
幼い子供たちを助けようとするんです。
みんな、一般市民なんですよ。
そこに、アメリカは爆弾を落とし続けるんです」
と、ノンモさん。
きっとアメリカ人は、なんの差別も受けず、不自由もなく、
エジプトに温かく迎え入れられ、暮らせると思いますが、
その優しいエジプト人から恐れられ、
また彼らを、招待することに躊躇してしまう国、アメリカ。
そして、なぜかそのアメリカに住む、私とノンモさん。
私たちの活動が、未来の小さな光の芽生えとなることを、
心から願ってやみません。
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